ロッテの正捕手・田村龍弘捕手(27)がチームの課題改善に動いている。

27日の阪神戦(甲子園)からエキシビションマッチが始まる。田村は「(投手各自が)前半戦でできなかった課題とか、新しく取り組むことや試したいことがあると思うので、そこはしっかり投手と話して。こういう球を投げたいとか、こういう配球をしてほしいとか、コミュニケーションをとって。今しかできないこともあるので、そこをしっかりやっていければ」と24日の練習後に話した。

本前、佐々木朗、河村と入団2年目以内の先発候補たちが前半戦にプロ初勝利を挙げ、チームの未来を明るくした。一方で、貯金3で前半戦を終えながらも、被本塁打94本はリーグで最も多かった。「バッテリーの責任」とし「防げる本塁打もいっぱいあった。攻めなくていい時に攻めて打たれたり」と振り返る。

田村自身、左足の肉離れで約2カ月間戦列を離れていたこともあり、シーズン途中での中断期間は、戦略を整理し直す良い機会と捉える。「この期間で自分の(配球)傾向や投手の傾向をしっかり見つめ直す必要はあるなと思います」。暑い中で体を鍛え抜きながら、舞台裏では後半戦への戦略を着々と練る。「詳しくは言えないですけど」と笑った。【金子真仁】