田淵超えだ! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、2点ビハインドの9回にDeNA三嶋から23号ソロをかっ飛ばした。69年田淵幸一の球団新人最多本塁打記録に並んでいたが、2試合ぶりの本塁打で抜き去った。

これで58年森徹(中日)に並び、プロ野球新人7位タイに浮上。同3位で58年に29発を放った長嶋茂雄(巨人)にはあと「6」、同1位で31発を放った59年桑田武(大洋)、86年清原和博(西武)にはあと「8」に迫った。

直前のビッグプレーを追い風に変えた。8回1死満塁。宮崎の右翼へのライナーを、腕を伸ばしてキャッチし、すぐさま体勢を立て直しバックホーム。ワンバウンド送球で、タッチアップを試みた三塁走者桑原をタッチアウトに仕留めた。

巨人のいない東京ドームは佐藤輝の“庭”と化している。17日に同球場初本塁打を含む2発。前日18日にも9回にダメ押しの適時打を含む2安打を放った。同球場では今試合前まで32打数12安打、打率3割7分5厘。この日も5回に右前打を放つなど2安打3得点。宿敵の本拠地とは好相性だ。

リーグ戦再開後、打率4割9厘と絶好調で迎えた1戦で後半戦3発目。怪物ルーキーが量産態勢に入ってきた。

【関連記事】DeNA―阪神詳細スコア

【関連記事】阪神タイガースニュース一覧