勝利まで、あとアウト2つだった-。日本ハムはオリックス戦(札幌ドーム)の9回、抑えのブライアン・ロドリゲス投手(30)が、1死から2ランを含む3連続長短打を浴びて4点リードを追いつかれ、球団最多となる今季14度目の引き分けに終わった。最終回に追いつかれ、首位オリックス相手に、今季初の同一カード3連戦3連勝は、幻に。19年7月以来の5連勝は、3日ロッテ戦(ZOZOマリン)へ持ち越しとなった。
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これが、首位の底力なのだろう。札幌ドームに集まった4441人が、固唾(かたず)を飲んだ。6-2と4点リードで迎えた9回。マウンドに上がった日本ハムの4人目B・ロドリゲスは、もがいていた。思うように、ストライクが入らない。1死後、フルカウントから福田に四球を許したあたりで、風向きは完全に変わってしまった。
続く宗に、ど真ん中に入った初球のカーブをすくわれ左前へ落とされると、3番吉田正に2点適時二塁打、続く4番杉本には、真ん中高めのカーブを左翼席へ運ばれた。3連続長短打で、あっという間の4失点。その裏の日本ハムの攻撃、2死一塁から代打佐藤の飛球が左翼手のグラブに収まると、球場はため息に包まれた。
首位オリックス相手に今季初の同一カード3連戦3連勝は、幻となった。険しい表情で会見場に現れた栗山監督は、開口一番「う~ん、申し訳ないです」。今カード初戦の8月31日、守護神の杉浦が不振から出場選手登録を外れ、勝ちパターンの中継ぎを務めていたB・ロドリゲスが抑えに。17セーブ目を挙げた31日の試合でも、2安打を浴びるなど不安を残していた。指揮官は「最後に行って、いろんな思いがあると思うので」と、笑顔が消えた助っ人右腕を思いやった。
日替わり打線は3試合連続2桁安打と、一時期よりは、ずっとうまく機能している。栗山監督は「悪くはないと思いますけど、できることは、まだまだあるので頑張ります」。2年ぶりの5連勝を懸けて、3日ロッテ戦(ZOZOマリン)に臨む。【中島宙恵】
▽日本ハムR・ロドリゲス(5回に一時勝ち越しの左越え2号ソロ。本拠地・札幌ドーム初本塁打)「この瞬間のために、ベンチにいる時からアミーゴの谷内さんと一緒にモチベーションを保ってやってきました。最高の結果になって、うれしいです」
▽日本ハム浅間(1回に今季2本目、キャリアハイとなる右越えの4号先頭打者本塁打)「ただ、ひたすらうれしい」
▽日本ハム王柏融(4回、右翼線へ同点適時打で自己最多に並ぶ今季35打点目)「コーチらからアドバイスをもらっていたので結果を出せて良かった。野村がよく走ってくれたので感謝したい」



