日本ハム新庄剛志監督(50)が28日、力強いガッツポーズで監督として初の春季キャンプを終えた。
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「点数を付けるのは好きじゃない」と言いながらも、レギュラー奪取へ必死に汗を流す選手の姿に「充実したキャンプを送れた」。実績のない若手が多い新チームにあって、今後、開幕スタメンをめぐる競争は、さらに激しくなる。1、2軍の入れ替えを頻繁に行い、戦力を見極めていく。
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蒼天(そうてん)に右拳を突き上げた。沖縄・名護キャンプを打ち上げ、選手、スタッフとともに手締めを行ったBIGBOSSは、スタンドで見守ったファンに向けて力強くガッツポーズ。「(選手時代から)何十年もキャンプをやってきたんですけど、今年のキャンプはマジで5日間ぐらいのキャンプでした。早かった~。充実したキャンプを送れたと思います」。時の流れが速く感じたのは「楽しかったということ」。この1カ月“たのしんじょう”で、選手たちと突っ走った。
新チームは、実績のない若手が多い。朝6時半から夜8時半まで、必死に汗を流す選手の姿を見守ってきた。「全員が、夢見ている舞台に立ちたいという気持ちで練習していた。すごいよく伝わってきた」。今後、1、2軍を積極的に入れ替えながら戦力を見極める方針で「使えると分かった選手は『(2軍へ)移動してくれない? (他に)見たい選手がいるから』と。(入れ替えは)チームの輪が強くなっていくポイント。皆、腐らずにやって欲しい」と、求めた。
現役時代は「トップの位置にいるために、練習からアピールしていこうという気持ちでやってきた」。必死になれたのは「お金をもうけたい」という強い気持ちがあったから。「ちっちゃい頃の夢が『水洗便所のある家に住みたい』だったの。貧しい生活から抜け出したいと思ってやっていた」と明るく笑う。「努力は一生、本番は1回、チャンスは一瞬。努力をしていないと、一瞬のチャンスはつかめない。オレは1球でチャンスをつかんだ」。ドラフト5位から一流へ駆け上がった男の言葉には、説得力がある。
異例ずくめのキャンプを終え「寂しい気持ちと『さあ出発』というか、違う場所での戦いが始まっていく」。3月2日ヤクルト戦。いよいよ本拠地ファンの前で、采配を振る。【中島宙恵】
▼球団OBで日刊スポーツ評論家の森本稀哲氏との対談で、オープン戦期間中のBOSS組(2軍)視察をにおわせていた新庄監督だったが「それはない。(見たい選手は2軍から1軍へ)来てもらう」。心境が変化した理由は「オレがそっちに行ったら、また、たたかれるでしょ? ベンチにいないって。何をしてるんだって」と苦笑いした。



