ロッテ佐々木朗希投手(20)が11日、DeNA戦に先発する。今季初黒星を喫した3日の巨人戦(東京ドーム)から中7日。「久しぶりのデーゲームになりますが、しっかりとアジャストしてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と意気込む。

DeNAとの対戦は公式戦では初ながら、練習試合では一度対戦している。昨年3月23日、シーズン開幕前の練習試合が横浜スタジアムで行われ、先発した。自身プロ入り後2度目の実戦登板でもあった。

2回を投げ、打者10人に対し2安打2失点。打者5人まではパーフェクトに抑えたが、2回2死から田中俊、柴田に連打されると、嶺井に四球で満塁。9番大貫に押し出し四球を許すと、直後にはパスボールで2点目を許した。牧には139キロのスライダーを投げ、1球で三塁ゴロに仕留めた。

当時は直球の平均球速が150・5キロで、プロ入り後ここまでの実戦で唯一、空振りを1球も奪えないマウンドだった。フォークもわずか1球しか投じていない。そこから1年2カ月強で、平均球速は10キロ近くアップ。別人のような投手として、強力なDeNA打線に挑む。【金子真仁】