ソフトバンクのコロナ感染拡大が止まらない。球団は29日、新たに甲斐野央投手(25)とスタッフ3人の計4人が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。

前日までの14人に加え、陽性者は計18人になった。1軍は30日まで活動停止が決まっているが、新たな陽性者と濃厚接触の疑いがある選手、スタッフはいないという。

ソフトバンク1軍のコロナ禍の経緯は以下の通り。

 

◆6月25日 村上隆行1軍打撃コーチ(56)が陽性。本多雄一内野守備走塁コーチ(37)は、濃厚接触の疑いで自主隔離となった。

◆同26日 本拠地で日本ハムとの試合後に、和田毅投手(41)とジュリスベル・グラシアル内野手(36)、野村勇内野手(25)、本多コーチ、スタッフ1人の計5人に陽性の疑いが発覚。翌27日ロッテ戦(東京ドーム)の予告先発が、和田から大竹耕太郎投手(27)に変更されるなど、ドタバタの対応に追われた。杉山一樹投手(24)と正木智也外野手(22)は濃厚接触の疑いで自主隔離。

◆同27日 和田、グラシアル、野村勇、藤井皓哉投手(25)、嘉弥真新也投手(32)、本多コーチ、スタッフ2人の計8人が陽性。「鷹の祭典2022」は緊急で大幅なメンバー変更を強いられ、ロッテに1ー8で大敗した。

◆同28日 甲斐拓也捕手(29)、アルフレド・デスパイネ外野手(36)、村松有人外野守備走塁コーチ(49)、スタッフ2人の計5人が陽性。1軍はチーム活動を30日まで休止すると発表。プロ野球12球団の臨時実行委員会で、29日のソフトバンク-ロッテ戦(ペイペイドーム)の中止が決まった。この時点で1軍の陽性者数は計14人。

◆同29日 甲斐野、スタッフ3人の計4人が陽性。この一連のコロナ禍で、1軍の陽性者数は計18人に増えた。

○…選手会長の今宮もまん延するコロナ禍に困惑気味だった。この日は1軍全選手がPCR検査受検のためペイペイドームを訪れたが、チームが活動停止中のため、個別でのトレーニングも控えた。選手、コーチ、スタッフの合計18人が陽性判定で離脱。オンライン取材に応じ「こういう時こそ、チーム一丸になってやっていくしかない」と神妙に話していた。

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