巨人原辰徳監督(63)が試合前に東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、山口寿一オーナーに前半戦の報告を行った。オフに3年契約を結んで迎えた今季は、外国人以外の補強は行わずに若手を起用していく方針で、試合前時点では45勝49敗1分けの5位。首位ヤクルトには大きく離されているが、2位DeNAとは1・5ゲーム差と混戦模様となっている。

試合前練習中に取材に応じた原監督は「オーナーも野球をすごく、本当に親身になって見てくださってるのでね。いいところ、足りないところ、そういうところも含めていい話ができたかな。我々にとっても活力になるし、オーナーも少なからずチームの現状というものを聞いて安心なさったこともあるでしょうし、さらに期待をしてくれたらありがたいということですね」と説明。「真っ白いキャンバスに一生懸命絵を描こうとしている人が多いこのジャイアンツ、時にその絵も『えっ』ていう絵もあるけれども、しかし、必ず完成したらきちんとした、いい絵になる。それぐらいの素材の中で我々も辛抱強く若い、もう本当に今年から加わった戦力で戦っているというのが現状ですから、ちょっと計算が狂っている、ケガをしている、あるいは戦うことのできない、それの現状も分かった上でね。ただ、そのブレというものは、オーナー、私にはないということが確認できたということですね」と語った。

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