日本ハム新庄剛志監督(50)が“清宮マッチョ化計画”を打ち出した。昨オフ10キロの減量に成功した清宮幸太郎内野手(23)について、今オフは一転、筋肉による増量に取り組ませるつもりだ。7月27日の球宴第2戦(松山)での打席を見て、ひらめいた。「今からやるのがベスト。オフで一気に」とBIGBOSS。パワフルボディーに、迫力満点の打球とスイングを備えるよう期待した。

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BIGBOSSが清宮育成の第2段階として、今度は「体重もうちょっと増やしていいかな。筋肉で」と、両腕に力こぶを作りながら、増量を促した。7月26日の球宴第1戦(ペイペイドーム)でサヨナラ本塁打を放ち、宣言通りにMVPを獲得した清宮。翌27日の球宴第2戦では、全パが2回に同点に追い付いた直後、2死一、三塁で空振り三振に倒れた。同監督は「あそこでカーンってまたホームランでも打ってみ。まあ、間違いなく4番でいいと思う」と悔しがり、そして、ひらめいた。

新庄監督 力が付けば付くほど、長くボールが見えて、スイングスピードも速くなる。オフにウエートして、バットスイングをガンガンさせたら、さらにパワーアップするんじゃないかな。

監督就任直後の昨オフは、ダイエットを厳命し約10キロの減量を成功させた。「シャープになってバットコントロールも切れも出て来た」と効果を口にし、次のステップとして今オフの“清宮マッチョ化”を提案。「(球を)捉える能力とか角度を持っているから、ヘッドスピードとバットスイングがプラスされたら、詰まってでも放り込める」と、うなずいた。

「今から30分でもいいから来年に向けての準備を少しずつやりながら、オフで一気に」と、青写真を描くBIGBOSS。早くも来春のキャンプインを想像し「いきなりフリー打撃で『マジか』っていうような(打球が見たい)」と、目を細めた。

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