西武が“伝統の勝ち方”で、球団通算5000勝を達成した。1点を追う4回に6連打を含む8安打を集中させて5点を奪い、逆転に成功。今季最多タイとなる先発全員16安打の10得点で一気に押し切った。巨人、阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次ぐメモリアル星は、チームに脈々と受け継がれる、強く振る伝統を象徴するように打ち勝って決めた。2リーグ分立後の50年以降に誕生した球団では、最速での節目到達となった。

▼球団通算5000勝=西武 28日のオリックス24回戦(京セラドーム大阪)に勝って達成。初勝利は西鉄時代の50年3月16日の東急1回戦(大須)で、通算成績は5000勝4437敗390分け。5000勝到達は07年の巨人、15年の阪神、中日、オリックス、ソフトバンクに次いで6球団目。過去の5球団は1リーグ時代から参加しており、2リーグ制後(50年以降)に誕生した球団では初めて。なお、2リーグ制後の成績だけで5000勝到達は16年巨人、今年のソフトバンクに次いで3球団目。