5位ロッテのリーグ優勝の可能性が、今季137試合目で完全消滅した。シーズン残り6試合に全勝しても、オリックスが残り3試合に全敗した場合の勝率を上回れない。

この日は先発した二木が初回、1番三森に初球をいきなり先頭打者本塁打にされ、4回には2死後に走者をためて中村晃に6号3ラン。4回途中6失点KOで、首脳陣の期待を裏切った。打線は初回に連打が生まれるも、4番安田が併殺打に。2回以降はソフトバンク先発の板東に気持ちよく投げさせてしまい、今季チームで19度目の完封負けを喫した。

開幕早々からレアード、マーティンの両助っ人が振るわず、得点力に苦しんだ1年。9月に入り、安田や井上を中心にようやく打線の状態が上がってきたものの、シーズン終盤はリリーフ陣が痛恨の失点を喫する場面が増えた。投打がかみ合う期間がないままにV逸となった。

これで67勝69敗1分けの借金2になった。残り6試合で3位楽天とは試合終了時点で1.5ゲーム差ではあるものの、後半戦はまだ4位にも浮上できていない現状もある。就任5年目の井口資仁監督(47)は来季続投が既定路線となっているものの、今季は3年連続でのCS進出に黄信号がともっている。

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