オリックス山本由伸投手(24)が7回無失点の好投でリーグトップ独走の15勝目(5敗)を挙げた。

2安打、7奪三振の内容。走者を出しながらも丁寧に打たせて取った。

「点を取ってもらったので、楽にいい投球ができました。(タイトルは)チームが優勝争いをしているので戦力になれるようにやった結果、そうなればうれしいです」と敵地でのヒーローインタビューで語った。

15勝のほか勝率7割5分、防御率1.65、195奪三振などでリーグトップを走る。2年連続の主要タイトル独占が確実になった。

1年前の記憶がよみがえる快投だった。昨季のシーズン最終戦は同球場で、同じく田中将大に投げ勝って完封勝利。ロッテを抜いて首位に立ち、3日後に優勝が決まった。

この日も完封ペースだったが十分なリードもあり、86球と余力をもって降板した。オリックスの残り試合は27日楽天戦、30日ロッテ戦、10月2日楽天戦の3試合。

○…岡山・備前市で山本と実家が“お隣さん”だった頓宮が、7回2死一塁から試合を決める11号2ランを放った。左翼席に放り込み「感触もよかった。よっしー(山本)が頑張って投げているので、いい追加点になってくれてよかったです!」と援護に成功した。今季11本塁打中8本が楽天戦で、6本が楽天生命パーク。好相性ぶりを披露した。

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