平成唯一の3冠王の松中信彦氏(48)が25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にゲスト出演。56号本塁打に王手をかけるも8試合連続ノーアーチだったヤクルト村上宗隆内野手(22)について語った。

松中氏は「1週間前ぐらいだったら3冠王は間違いないと話していたが、打率が急降下してきたので心配です。2つ(本塁打と打点)は大丈夫です。村上選手とは熊本が同じ。ぜひ熊本出身で3冠王をとってほしい」と期待した。

打撃フォームについて「バッティングで構えたときに、左足の軸足にすごく体重を乗せすぎている。左足の軸足に体重が乗らないといけない時間が長ければ長いほど、バッターはいい。だが乗らずにステップしているので、ゆったり感がない。ゆっくりボールを見れないので、空振りや差し込まれたり、低めを振ったりする。打ちたい打ちたいになっている」と分析した。

村上は24日のDeNA戦で4打数1安打1四球(申告敬遠)。日本選手最多、歴代では2位となるシーズン56号本塁打に王手をかけているが、これで8試合連続ノーアーチとなった。ただ、チームは投打がかみあい快勝。優勝マジックを2つ減らし「2」。25日のDeNA戦に勝てば、リーグ連覇が決まる。