西武今井達也投手(24)は並々ならぬ決意で、CSを争うライバルとの直接対決のマウンドに立つ。

28日楽天戦(楽天生命パーク)に先発予定。「1点も取られるつもりはないです。味方が点を取ったからといって、その点数以内で抑えればいいという気持ちは1つもありません。ここまで投げていなかった分も含めて、1点も許すつもりはありませんので、初回から全力でいきたいと思います」と無失点の投球を誓った。

シーズンを通して、戦力となりきれなかった分、ここ一番に懸ける。今季は右内転筋の張りなどで開幕は出遅れて初登板は7月。また144球を投げた8月26日オリックス戦の翌日に登録を抹消されたが、その後に発熱などがあって、今回が約1カ月ぶりの登板となる。先発ローテーションの軸として期待されたが、8試合の登板にとどまっている。「10試合も投げることができずに、シーズン終盤を迎えてしまいました。チームとして大事な時期に投げさせてもらえるということに、正直、僕でいいのかなという気持ちはありますが、任されたからには、チームを代表する気持ちでいますし、もちろん勝ちたいです」と語った。

21日のイースタン・リーグDeNA戦では4回を内野安打2本を含む4安打1失点。辻監督も視察する前で、12個のアウトのうち、三振を10個奪った。最速は156キロ。スライダーなど変化球も切れていた。「ファームでの前回登板から順調に調整できていると思います」。チームをCSに届ける。

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