ロッテ佐々木朗希投手(20)が今日26日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。疲労回復での登録抹消後、中11日でのマウンド。今季20試合目の登板には、自身初の2ケタ勝利到達もかかっている。

4月10日オリックス戦(ZOZOマリン)で達成した完全試合で、球界の枠を超えて話題になった。ただ、現実的にはプロ3年目、初めて年間を通じて先発ローテーションを任された投手。井口資仁監督(47)ら首脳陣は球数やイニングを管理しながら進めてきた。ここまで9勝4敗、防御率2・04となっている。

今季のペナント最終登板とみられる26日は、井口監督が「行けるところまで、というところですかね。リカバリーはかなり良くなってきているので、あまり制限なくいけると思います」と制限解除をほのめかしている。裁量を任された中で、どこまでの力感で投げ込んでいくか。チームのCS進出へ負けが許されない中、20歳のマウンドさばきが注目される。

なお、プロ入り後最も多かった球数は今年3月18日のオープン戦巨人戦(東京ドーム)での108球で、今季公式戦では完全試合のオリックス戦での105球。大船渡高時代には3年夏の岩手大会4回戦、7月21日の盛岡四戦で延長12回を完投し、194球を投げた。9イニングでは同年6月2日、佐久長聖(長野)と岩手県内で行った練習試合で150球を投げている。【金子真仁】

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