試合前のファーストピッチに、北海道在住で病気と闘う小学5年生の高橋萌さん(11)が挑戦した。「笑顔が大好き」と大ファンになった日本ハム近藤健介外野手(29)のユニホームを着用し、宇佐見真吾捕手(29)に向かってボールを投げると、会場は大きな拍手に包まれた。

高橋さんは新生児脳梗塞と診断され、生後5時間で、北海道立子ども総合医療センターに緊急搬送された。後遺症により手足にまひがあるため、定期的な通院を余儀なくされており、日本マクドナルドが支援する病気と闘う子どもや、その家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス さっぽろ」を利用している。

本番に先立ち、高橋さんとキャッチボールの練習をした近藤は「あとは、本番で緊張しないことだよ。僕と練習した、そのままのボールを投げれば大丈夫」と、エールを送った。