ソフトバンク藤本博史監督(58)が29日、前日28日に今季限りの退団を発表した松田宣浩内野手(39)をねぎらった。

楽天生命パークで楽天戦前に取材対応し「2軍に行くときにね、本人の意志も聞いてたんでね。本人が決めたことですから。功労者だし、ホークスにとって今おる中では一番の顔やからね。40歳までやりたい気持ちもわかるし。2000安打もあるやろうし。そのへんは本人がやりたいということなんで、頑張れという話はしましたよ。昨日も電話をもらって、10月1日にサヨナラゲーム(2軍でソフトバンクでの最終戦)やって、優勝が延びてたらビールかけに来てくれよという話はしましたけどね」と明かした。

今季の松田は打撃不振でなかなか成績を伸ばせなかったが、藤本監督はベンチでの貢献度は高いと言い続けてきた。「継承まではいかないけどね、マッチがあれだけ声出してくれてたからね。若い谷川原や野村勇なんかも声出してくれている。少しずつですけど、継承されてるんじゃないかなと思います」と「熱男イズム」を若手が引き継いでいくことに期待した。