ロッテ井口資仁監督(47)が2日、今季限りで退任することを電撃発表した。ソフトバンク戦の後、3万人近いファンの前で、涙をこらえながらマイクで発表した。「最終的には自分自身というか、球団といろいろ話し合いながら、今日試合前に直前に決まったという感じでした」と振り返り「なかなか選手にも伝えられなくて、ああいう場でしかなかったですけど」とわびた。後ろに並ぶ選手たちも動揺したのか、言葉を交わし合う場面もあった。
17年オフに現役引退し、今年で就任5年目を迎えていた。球団は2025年に常勝軍団になることを掲げ、佐々木朗ら若手育成と勝利を両輪に、プロジェクトを進めていた。続投は既定路線と思われていたが、就任時に経営陣から託された「5年後に優勝を」を達成できず責任を問われる形になった。最後は胴上げされたが「そこを道半ばで外れてしまうというのは選手たちにも本当に申し訳ない」と話した。自身の今後は「何もないです。未定です」と話すしかなかった。
その後、経営責任をとる形で河合克美社長兼オーナー代行(70)も退任を表明した。監督も経営の現場トップも後任は白紙。ロッテに衝撃が走った。
◆井口資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日、東京都生まれ。国学院久我山-青学大を経て96年ドラフト1位でダイエー入団。01、03年盗塁王。ベストナイン、ゴールデングラブ賞各3度。04年オフにダイエーを退団し、ホワイトソックス入団。加入1年目に88年ぶり世界一に貢献。フィリーズ、パドレスを経て09年ロッテ移籍。13年に日米通算2000安打。17年現役引退し、翌年からロッテ監督。178センチ、91キロ。右投げ右打ち。



