ヤクルト村上宗隆内野手(22)のシーズン56号本塁打のボールをゲットしたのは、都内の中学3年生、桜井蒼大(そうた)さん(14)だ。

一塁側内野席で観戦していたが、外野席で売っている球場メシを買うため、再入場して外野に移動した。「元山選手の油淋鶏(ユーリンチー)です。多分、外野にしか売ってないと思います」。そのタイミングで村上の打席が回ってきたため、スタンドで見ていた。すると、打球が飛んできた。「ちょっと前でバウンドしたんですけど、流れてきて捕りに行きました。むちゃくちゃ、うれしかったです。思ってもいませんでした」と驚きを隠せなかった。

5、6年前、初めて見に行ったプロ野球の試合が神宮でのヤクルト戦だった。それからヤクルトファンになった。最終戦のチケットは発売と同時に購入した。「村上選手のホームランを見たいなと思って。あと、神宮最終戦なので」。生まれて初めてホームランボールをゲット。「これ以上の経験はないです」と喜んだ。

ボールは関係者を通じ村上に渡した。代わりに、直筆サイン入りの革手袋をもらい「ボールよりも、うれしいです。(村上は)プレッシャーもあったと思いますが、最終戦で打ってさすがだなと思います。試合も勝って、ホームランボールもゲットできて、最高です。(村上には)これからも頑張って欲しいです」とエールを送った。

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