NPB12球団が注目した沖縄大の最速151キロ右腕、仲地礼亜(なかち・れいあ)投手(4年)は中日が1位指名し交渉権を獲得した。事前に中日が1位指名を公表していた。

速球と多彩な変化球が魅力だ。嘉手納高3年時は最速145キロで、変化球はスライダーとフォークの2種類だった。大学では、今春習得したチェンジアップをはじめカーブ、カットボール、スライダー、ツーシーム、スプリットの6種類を巧みに操るように。投球の幅を広げて飛躍した。

プロ入りを意識した昨秋から、トレーナーの指導で週2、3日の筋トレに取り組み、食事量や走り込みも増やしてフィジカルを強化した。特に下半身の安定感が増し、1月の練習試合で自己最速を151キロに更新した。

沖縄県の大学から初のドラフト指名に「沖縄でも(プロを)目指せると思ってくれる人が増えたらいいと思います」と意気込んでおり、沖縄球児に新たな夢を示すパイオニアになりそうだ。

沖縄・読谷村出身、177センチ、83キロ。右投げ右打ち。

▽中日三瀬スカウト 力のある直球に多彩な変化球を併せ持ち、制球も良く即戦力として期待がかかる。

【ドラフト】巨人が高松商・浅野翔吾との交渉権獲得 史上初阪神との一騎打ち制す/速報中