阪神原口文仁内野手(30)が、左翼守備に再挑戦する。鳴尾浜での残留組練習で、2日連続左翼の守備に取り組んだ。

中継プレー、クッションボール処理を終えると工藤コーチ、陽川とともに背走を反復。手投げのボールを追いかけてキャッチする基礎練習に明け暮れた。「いけるか? って言われた時に『いけます!』って言えるような準備をね。しっかり思い出して、いいところまで持っていけたら」。

左翼守備は昨年の秋季練習から着手。捕手から内野手に登録変更した今季、2軍戦では左翼で出場があったが、6月に新型コロナに感染して以降は一塁に専念していた。シーズン終盤は「5番一塁」でCS進出に貢献。岡田新監督は来季、一塁大山、三塁佐藤輝の固定起用の方針を示しており、背番号94に外野の選択肢があれば起用の幅も広がる。勝負強い打撃が売りの30歳が、外野のレギュラー争いに殴り込みをかける。

▽阪神工藤2軍守備走塁コーチ(原口の左翼について) 来年に向けてチャンスのあるポジションなので、本人も意欲的だし挑戦的。ただ、ブランクはある。やっていくうちに思い出すこともあると思うので、基礎をやって、最終クールあたりに実戦的なところをやっていければ。

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