ロッテ小野郁投手(26)が17日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1300万円増の来季年俸4000万円(金額は推定)でサインした。

プロ8年目の今季は44試合に登板し、18ホールドを挙げ、防御率は1・99。150キロ超の直球で押すリリーバーとして、安定感を増した。「気持ちの面で余裕が少しずつ出てきたのが大きいかなと思います。場の雰囲気だったり、投げる回数が増えていくたびに慣れてきたのかなと思います」と1年を振り返った。

一方、コロナ療養からの復帰後、本来の球に戻らず、後半戦はわずか6試合の登板に。上位チームに食らいつくチームの戦力になれず「そこは本当に悔しいですし、チームにも迷惑をかけてしまったのかなというのはあります」と悔やんだ。

吉井新監督からの勧めもあり、現在はフォークボールを練習中。「7回、8回を投げられるように」としつつ、明確に定める目標は「8回を」ときっぱり。「外国人とか東條さんにも負けないように、もっと上を目指してやっていきたいなと思います」と剛腕リリーバーは頼もしく話した。