巨人は18日、吉川尚輝内野手(27)が貧困などを理由に夢を諦めざるを得ない子どもをなくす活動「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」を開始すると発表した。「シーズンの公式戦で記録した得点数と盗塁数の合計×1万円」を、認定NPO法人フローレンス(東京都、駒崎弘樹会長)に寄付する。

今季は64得点、16盗塁だったため合計80万円となる。寄付金は同法人が行う「こども宅食」事業の活動に充てられる予定。

吉川 僕が子どもの頃、一緒に野球をしていたチームメートがいました。彼はとてもうまく、将来有望な選手でしたが、ある日突然、野球を辞めてしまいました。家庭の事情で野球を続けることができなくなったことは後から知りました。彼のように夢を諦めるしかない子どもたちが日本に多くいることを知り、なんとか力になりたいと思いました。僕1人の力では全然足りないと思いますが、僕の活動をきっかけに支援の輪が広がり、多くの子供が夢を持ち続けられるような社会になるよう、僕自身は野球で頑張る姿を見せ続けたいです。