阪神ドラフト1位の中大・森下翔太外野手(22)が7日、鳴尾浜で自主練習を行い、先輩にも物おじしない積極性と高いコミュニケーション能力を発揮した。入寮から一夜明けたこの日はキャッチボールやトスバッティングなどで汗を流し、グラウンドで先輩たちを見つけるとすぐさま駆け寄った。
アタックしたのは自主トレを行っていた豊田と村上だ。豊田は中学時代の戸塚シニアと東海大相模の先輩で、村上は東都リーグで対戦経験があった。先輩2人に対しても「最初はあいさつして、いつから合流するんですかとか、自分が分からないことを質問したりした」とぶつけた。
3学年差で高校も入れ替わりで「あまりしゃべったことのない」という豊田にも「あいさつしてすごい優しい方だった」と話し込んだ。右翼の定位置を争う先輩でもあり、「学べるところは学んでライバル争いを勝ち取っていきたい」と闘志も燃やす。
積極的な姿勢は言葉にも表れる。6日には大学の2学年先輩にあたるDeNA牧がWBC日本代表に選出された。「大学時代に着た日の丸をトップチームで背負って日本代表として世界と戦いたいなという思いがある」とハッキリと言った。期待のドラ1は、バットを握らずともアグレッシブだ。【波部俊之介】
○…ドラフト3位の関東第一・井坪陽生外野手(17)は「大谷マット」で快眠だ。「睡眠にはこだわりがある」と話し、寮にエンゼルス大谷も使用するマットを持参。「よく寝られました」と話す初日は夜11時半に就寝し、朝7時に起床。約8時間半の快眠に「全然違いました」と納得の表情を見せた。新マットを味方に新人合同自主トレも「いいスタート切れればいいなと思っています」と語った。
○…ドラフト5位の天理・戸井零士内野手(17)は鳴尾浜の施設に驚いた。初練習を終え、「素晴らしいグラウンドで、ここでしっかりと自分の技術を磨いて頑張ろうと思った」と振り返った。春夏通じて甲子園3度出場の17歳は、新人合同自主トレに向け、「練習中は自分のことしっかり追い込みながら頑張って、その後のケアも大事にしていきたい」と意気込みを語った。
○…北海道出身のドラフト4位の帝京長岡・茨木秀俊投手(18)は、久しぶりのキャッチボールなどで汗を流した。「北海道で雪があって、あまりできていなかったんですけど、雪のない暖かい所で久しぶりにできた。やっぱり楽しい」。年末年始は「雪の上でスパイク履いてダッシュしたり、いっぱい食べていた」といい、「雪がないので動きたい時に動けてとても過ごしやすい」と満足げだった。
○…ドラフト6位の三菱自動車岡崎・富田蓮投手(21)はアニキになった。年齢の違う同期選手に率先して声をかけた。「社会人で入った時も一番下の年。高卒が4人入ってきて上の人とかにしゃべりづらい部分もあると思うんですけど、そこは自分が1番分かっている」。最後には「PC間いきますか」と声をかけ、年上の野口、高卒の戸井とポールからセンターまでのダッシュ6本を行い、輪をつなげた。
○…育成1位の九産大・野口恭佑外野手(22)は入寮初日の夕食に驚いた。好物の刺し身に、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなど肉料理も並んだといい、「量も、質とか種類も本当にすごかった」と喜んだ。今後は栄養士の力も借り、「質の良い体」を目指す。「練習したら体重が落ちてくる。自分に合った体重を見つけて、そこから作っていけたら」と力を込めた。



