巨人育成の山本一輝投手(24)が18日、静岡市・草薙球場で自主トレを公開した。

阪神岩崎に弟子入り。中京大の1学年後輩である阪神育成の伊藤稜を通じ、志願して受け入れてもらった。岩崎の伸びある球、出どころが見えにくいフォームなどすごみを身近で知った。

貴重な経験の中で「キャッチャーの方に胸を見せないような意識」を学び取った。体が開かないようし、課題に挙げるコントロールの向上も目指していく。「制球で間違えてしまうと打たれてしまう。投げ分けをしっかりできるレベルに持っていきたい」と成長の糧にした。

昨季は7月17日の広島戦(東京ドーム)でプロ初登板を果たすなど2試合に登板。イースタン・リーグでは14試合に登板して4勝4敗、防御率3・96だった。オフに育成選手となり、今季を迎える。「プレーで返すことが、この自主トレの最大の恩返しだと思う。まずは支配下になってから、同じ1軍という舞台で戦えれば」。支配下登録に返り咲き、“師匠”との対戦を思い描いた。

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