球界最年長のヤクルト石川雅規投手が22日、43歳の誕生日を迎え、史上最年長の開幕投手へあらためて意欲を示した。

これまでの最年長は98年大野(広島)の42歳7カ月。プロ22年目もキャンプ1軍スタートとなる左腕は「やっぱり開幕投手を目指して。それは何を言われようがブレることはない。そこをしっかり見据えてキャンプを過ごしていきたい」と力強く話した。

20年以来3年ぶり、通算10度目の大役が今季最初の目標となる。「そこを目指すことによって、いろんな準備もしてこられる。開幕投手を若い子と競い合いたい」。3月31日(広島戦、神宮)を念頭に、若手と高め合いながら調整を進めていく決意だ。

球界野手最年長となる青木の存在も大きな刺激だ。5日に41歳の誕生日を迎えた盟友には「おじさん頑張るぞ!」とメッセージを添えて帽子をプレゼント。「ノリがいるから僕も頑張れる。お互い年は重ねましたけど、まだまだ気持ちの面では負けるつもりはないので」と笑った。

通算200勝の大目標まであと17勝。「年を重ねていくというよりも、若返った気持ちで野球に取り組みたい」。いつまでもフレッシュな気持ちで、目の前の目標に挑んでいく。【鈴木正章】

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