「馬原式」で150キロ! 阪神伊藤将司投手(26)が22日、福岡・北九州市内のグラウンドで、岩貞祐太投手(31)との合同自主トレを公開。

「ストレートが強くなれば三振も増える。投げられたらいいなと思う」。自己最速147キロからの球速アップで大台到達に自信をのぞかせた。

同じ左腕の岩貞が、昨年にソフトバンク、オリックスで活躍した馬原孝浩氏(41)のもとで自主トレを行い、自己最速154キロを計測。伊藤将も岩貞から「馬原式」のトレーニングを伝授され、筋力強化に取り組んだ。「動きにくくなるのかなと」と、これまで敬遠してきた上半身の筋トレにも力を入れた。「トレーナーさんがサポートして可動域も上げてくれる。必要なんだなと思った」。すでにブルペン入りし、感触は上々。「去年よりいい感じで仕上がってきている。本当に球速アップも期待できる」と手応えを隠さなかった。

今季は自身初の規定投球回達成に強い思いを持つ。「規定を達成していないのがすごく嫌。防御率だったりも(成績表に)名前が挙がってこない。絶対達成したい」。昨季は7月までに7勝を挙げたが8月以降は2勝。「後半に波があった」と反省し、春季キャンプではスタミナ増へ1000球を目標に投げ込む予定だ。先発再転向となる岩貞は先発ローテーションを争う存在だが、「同じ左で(同一カードの)ローテがかぶることはないと思う。裏表で一緒に活躍できれば」。「馬原式」の先輩との共闘で、他球団の好打者を圧倒する。【波部俊之介】

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