オリックス来田涼斗外野手(20)が、師匠・吉田の教えで定位置確保を目指す。1月は沖縄でレッドソックスに移籍した吉田正尚外野手(29)と自主トレを行った。昨季は10試合の出場で打率1割3分に終わっただけに、日本を代表するスラッガーに「顔の位置がぶれることが多いので、ぶれを抑えるといった部分」など技術面でアドバイスをもらい、改善に努めた。

指導受けた後と見比べると、以前のスイングは体が十分に使えていなかったことに気がついた。指導後は「下半身から上半身の連動が使えていた」と“吉田塾”の効果を実感したという。

大阪・舞洲で自主トレを継続し「手応えはつかんでいます。自分の武器は足と打撃なので、しっかりアピールして。今年は盗塁も狙いたい」と意欲を見せる。吉田の抜けた左翼は空いている。「狙うしかない」とレギュラー奪取へ目をぎらつかせた。