いつかは師匠のように-。

西武西川愛也外野手(23)、山村崇嘉内野手(20)が9日、オープン戦中日戦(ベルーナドーム)でそれぞれ3安打。開幕1軍入りへ元気よくアピールした。

西川は花咲徳栄(埼玉)、山村は東海大相模(神奈川)と、ともに関東の名門でならした左打者で今季のブレークを狙う。西川はWBCに出場する山川に弟子入りし、居残り練習も含め、オフは何百時間とともにした。「ずっと野球の話してるんで。こないだ打ってくれて、野球の神様はいるんだなって」。師はいなくとも、この日も3安打しながら、松井監督や高山コーチらと居残り打に励んだ。

山村はオフに打を中村に、守備をWBC出場の源田に学んだ。この日はチームの今季実戦初アーチを記録したが、自身のベストプレーには「最後の3本目はポテンヒットですけど、二塁打にできたことはチームとしてもプラスだと思います」と選び、総合力でアピールする。「源田さんはもう、日本一のショートなんで。たまらんプレーをたくさん見て勉強したいです」と汗をふいた。師も弟子も互いの場所で輝き、3週間後のペナント開幕でまたヒザを交える。【金子真仁】

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