WBCに出場した侍ジャパンメンバーの甲斐拓也捕手(30)、周東佑京内野手(27)、牧原大成内野手(30)の3人が25日、ペイペイドームを訪れ王球団会長やチームメートに優勝を報告した。

初戦の1次ラウンド中国戦で先発マスクをかぶり、大谷とのバッテリーを組むなど4試合に出場した甲斐は「全然、あっという間じゃなかったです。本当にいい経験になりましたし、これからの野球人生への財産になる」と振り返った。

代走などで5試合に出場し、準決勝メキシコ戦ではサヨナラのホームを踏んだ周東は「ぼくの今後の野球人生に財産として残るような大会だった。貴重な時間でした。楽しんでやるのが一番だな、野球は楽しいものなんだなと言うのは再確認しました」とにこやかに話した。

追加招集されていた牧原大は「今までの人生で一番でかい経験をしたな、というのが率直な感想です。スタメンで出たかった気持ちはもちろんあるけど、それが今の自分の実力のなさだと思う。すごい選手にも負けないように、レベルを上げていきたい」と気を引き締めた。

3人は28、29日のウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)に出場し、実戦感覚を養う予定。藤本監督が二塁での起用の可能性も明かしている牧原大は「自分は(センター)1本で行きたいという気持ちは伝えていましたけど、チーム状況でどうなるかはわからないので。チームのためにできることをやるだけなので、開き直ってやります」と気合を入れていた。

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