侍右腕対決が実現か-。ロッテ佐々木朗希投手(21)が、中7日で14日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発することが10日、決まった。
史上最年少での完全試合達成からちょうど1年のこの日、吉井監督が明らかにした。オリックスは山本由伸投手(24)が、同じく中7日で先発する可能性が高い。WBCの侍ジャパンに名を連ねた先発投手は、開幕から日米でのべ10人が登板し7勝無敗。実現すれば、日本の世界一奪還に貢献した2人の初めてのマッチアップになる。
◇ ◇ ◇
完全試合男・佐々木朗と、投手4冠の沢村賞・山本。昨季プロ野球界を席巻し、WBCではともに「4本柱」を担った若き右腕の投げ合いが実現濃厚になった。吉井監督が佐々木朗の次回登板について「中7日で金曜日の頭、いきます」と、14日オリックス戦の先発を明言。相手は13日に試合がなく、前回6日に投げた山本も中7日で回る可能性が高い。
今度こそ、と期待するファンは多い。昨年9月2日にも中6日同士での対戦が予想された。だが前日、オリックスの予告先発として発表されたのは左腕の山崎福だった。ともに侍ジャパンの経験を財産として持ち帰った今、注目度はさらに高まっている。
佐々木朗は今季初登板だった6日、6回1安打11奪三振の力投で日本ハム打線をねじ伏せた。80球だった。同監督は「前回より増やしていければと思っている。いけるところまでいく」と、球数も前回より投げさせる方針。「先発投手はゲームの勝敗を握る選手。その日は王様扱いで、機嫌よく投げてもらえればいい」と送り出す。
3月20日のWBC準決勝メキシコ戦。2人はリレーをつないだ。先発佐々木朗が3ランを浴び、後を受けた山本も2失点した。レッドソックス吉田の3ランとヤクルト村上のサヨナラ打に救われ、試合後、村上の背後から一緒に祝杯のドリンクシャワーを浴びせた。
1カ月前の仲間は、敵軍のエースに戻った。かつて山本に対して「欠点が全然ない。投手として完璧」と憧れを口にした佐々木朗。投げ合うとなれば対等に、堂々と、待ち受ける。【鎌田良美】



