サイヤング賞右腕が、ベールを脱ぐ。DeNAに新加入したトレバー・バウアー投手(32)が、来日初登板初先発のマウンドに上がった。
球場は早朝から「バウアーフィーバー」が起こり、開門を30分前倒しして午前11時に変更。開門5分前には球場正面に1162人が行列をつくり、球場周辺は警察官が巡回した。
【1回】
若林 右飛
蛭間 左二塁打
高木 空振り三振
陽川 空振り三振
若林を初球の速球で右飛、蛭間には初球の138キロの変化球を左翼線に運ばれたが、高木を落ちる球で空振り三振、陽川をスライダーで空振り三振に抑えた。1回の最速は152キロ。
【2回】
長谷川 128キロのスライダーを二飛
山村 141キロの落ちる球を中前打
渡部 カウント2-2から124キロのスライダーを二直。二塁走者の山村が飛び出し、ゲッツー。
長谷川を二飛に抑え、6番山村に落ちる球を中前に運ばれた。3球目に二盗を決められたが、「よくばり君」渡部を二直でゲッツー。このイニングの最速は148キロ。
【3回】
是沢 見逃し三振
中山 一安
若林 中前打
蛭間 空振り三振
高木 空振り三振
是沢を127キロの外角スライダーで見逃し三振に抑え、中山は内角149キロの直球を一塁内野安打、若林が二盗を決め、1死二、三塁から蛭間をこの日最速の155キロの速球で空振り三振。高木を152キロ、154キロで追い込み、最後は152キロの速球で空振り三振。蛭間、高木に対しては3球連続速球勝負で、6球連続で空振り。ピンチでギアを上げ、連続三振に抑えた。ここまで5奪三振。
【4回】
陽川 見逃し三振
長谷川 中飛
山村 一ゴロ
陽川をカウント2-2から低め149キロの速球で見逃し三振、長谷川を149キロの速球で中飛、山村を139キロのカットボールで一ゴロに抑えた。このイニングの最速は149キロ。4回までに計6奪三振。
バウアーは4回4安打6奪三振無失点で降板。球数は53球。最速は155キロだった。
両チームのスタメンは以下の通り。
◆DeNA
1(中)蝦名
2(遊)西巻
3(左)梶原
4(捕)益子
5(右)勝又
6(指)アンバギー
7(一)小深田
8(三)知野
9(二)栗飯原
先発 バウアー
◆西武
1(左)若林
2(中)蛭間
3(指)高木
4(三)陽川
5(右)長谷川
6(遊)山村
7(一)渡部
8(捕)是沢
9(二)中山
先発 宮川