前日24日のDeNA戦後に2シーズンぶりの2軍降格が決まった阪神佐藤輝明内野手(24)が、覚悟を胸に再スタートを切った。この日、出場選手登録を抹消され、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)に合流。「5番三塁」で先発し、3安打を決めた。
2回の第1打席、育成右腕アルバレスの初球145キロを捉え、中堅フェンス直撃の特大三塁打。5回は中前打、8回には内野安打で出塁した。スタンドからは「1軍負けとるでえ! 助けにいったってくれ…!」と悲痛な声も飛んだ。
6月は打率1割7分9厘も、直近6試合は打率3割1分6厘で1本塁打だった。「状態は悪くない」と言う。平田1軍ヘッドコーチには「プレー以外のところも見られているぞ」と伝えられ、前夜に横浜から名古屋に移動。「しっかり一から初心を忘れないように頑張ります」と引き締めた。
平田ヘッドコーチは「見本にじゃないけど、若いやつも佐藤の練習から見てる。意識せなあかん、そういう選手なんだから。もう1回、鍛えて帰ってこいちゅうこと」と説明。降格のタイミングが遠征途中になったことについては「今、1軍で必要じゃないからファームに行ってるだけ。ストライクボールの見極め。そのへんの課題はハッキリしてる」とした。
ボール球の見極めと若手の見本となる姿勢。徹底的に追い求める日々を過ごす。1軍登録が可能となるのは7月5日から。最短での再昇格を目指すかと問われると「当たり前でしょ、もちろん」と言い切った。27日からは独立リーグと練習試合を行う北陸遠征に向かう予定だ。【中野椋】
▽阪神和田2軍監督(佐藤輝について)「今朝、顔見て『やります!』っていう強い言葉もあった。あの顔を見たら大丈夫かなと。白い顔が真っ黒になって、もう1回、1軍の舞台に呼んでもらえるように、しっかりやらせたい」



