オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手の連夜の奮闘は実らなかった。2試合続けて4番に座った。1点を先行された直後の初回1死一、二塁で「初球から積極的にスイングすることができた」と中前に同点の適時打を放った。

さらに球場を沸かせたのは3-4の7回だった。2死から森が死球で出塁。1ストライクから沢田の2球目を振り抜き、左翼へ一時逆転の2ランを運んだ。「インコース高めの真っすぐにうまく反応することができたし、何とかスタンドまで届いてくれてよかったよ」。

第1戦では6回に一塁から激走して同点のホームを踏むなど2得点と足で沸かせた。空砲に終わったものの第2戦は2安打3打点とバットで貢献と存在感を増している。【林亮佑】

▼オリックスは4番セデーニ内野手が7回に一時逆転となる1発も敗戦。プレーオフ、CSで4番打者の逆転弾は22年ファイナルS<2>戦村上(ヤクルト)以来10度目だが、試合に敗れたのは今回が初めてだ。 日本シリーズを含めると、71年<2>戦の王(巨人)以来2度目。王は阪急戦の4回に逆転2ランを打つも、6-8で敗戦。ポストシーズンでは52年ぶりに4番の逆転弾が勝利につながらなかった。

【動画】オリックス・セデーニョ劇場!逆転2ラン打って大のけぞり&独特ステップでホームイン