現役ドラフトでオリックスから阪神へ移籍が決まった漆原大晟投手(27)が18日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。強力ブルペン陣の一員となり、「1試合でも多く阪神タイガースのユニホームを着て、甲子園で投げられたら」と意気込んだ。

最速152キロ右腕。今季は救援で16試合に登板し、0勝0敗、1ホールド、防御率3・00だった。日本シリーズを戦った阪神への移籍が決まり「日本一になった強いチーム。来年以降、どう優勝に貢献できるか考えながら練習に取り組んでいます。個々のレベルも、継投術もあるチームなので、何とか食らいついていきたい」と決意を新たにした。

同じパ・リーグから昨年現役ドラフトで加入した大竹耕太郎投手(28)が今季チームトップの12勝をマークし、38年ぶり日本一に大きく貢献した。「僕もあとに続けるように。チャンスをもらっている身なので、そこは頑張っていきたい」と大竹に続くつもりだ。

愛称はオリックス時代と同じ「ウルシと呼んでもらえたら」とアピール。「ストレートが一番自信があるので、2月のキャンプインからストレートをアピールしていきたい」と力を込めた。

◆漆原大晟(うるしはら・たいせい)1996年(平8)9月10日生まれ、新潟県出身。新潟明訓では1年夏に甲子園出場(登板なし)。新潟医療福祉大から18年育成ドラフト1位でオリックス入団。1年目から2軍でセーブ王となり、20年2月に支配下選手登録。同年8月23日西武戦で1軍デビューし、初登板で初セーブ。23年12月の現役ドラフトでオリックスから阪神に移籍。通算72試合登板、2勝2敗4セーブ10ホールド、防御率3・14。182センチ、85キロ。右投げ左打ち。

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