阪神のドラフト3位山田脩也内野手(18=仙台育英)がドタバタで入寮した。
兵庫・西宮市内の虎風荘に入寮するため、午前9時ごろに実家のさいたま市内を出発して新幹線に乗車。阪神甲子園駅を目指した。ところが、山田がパニックに陥ったのは、新大阪駅に到着した時だった。
新大阪駅に甲子園行きの阪神電車が乗り入れていると勘違いしていてあたふた。10分ほど駅構内をさまよい、甲子園のお膝元、西宮市出身のドラフト1位下村にSOSの連絡を入れた。電車で大阪駅に移動する必要があることを教えられ「1回、大阪(駅)行くとは思わなかったです」。約30分遅れで寮がある鳴尾浜に到着すると、安堵(あんど)の表情を見せた。
仙台育英(宮城)で甲子園に春夏通じて3度出場した「甲子園の申し子」だが、その際はバス移動。関西の洗礼を浴び「めちゃめちゃ難しいなと思いました」と初々しく笑った。
山田が新大阪駅で戸惑う中、相棒の「くまのプーさんの抱き枕」は一足早く“入寮”していた。両親がさいたま市内から約6時間かけて乗用車で荷物を届けた。小学生から「あった方が睡眠が深くなる」と抱き枕を愛用。今回持ち込んだものは4日に購入したばかりの「新人」だが、「触り心地とかいい感じ」と気に入る。
「抱き枕がなければ車に乗れたのでは?」と聞かれると「そうですね」と苦笑い。それでも「プーさんの方が(立場が)上なので」と譲り電車で移動した。なんとか新天地にたどり着き「強い気持ちを持って、これから頑張ろうと思っています」と力強く意気込んだ。【村松万里子】



