中日は今季初の1試合3本塁打の1発攻勢による反撃も及ばす、連敗で勝率5割に戻った。立浪和義監督(54)は「打つ方はホームラン3本出て、負けてしまった。(7回の)ミスからの失点も痛かったが、今年は四球から点が入るケースが多い。やはりここでは守り勝たないと勝っていけない。そこを反省点として明日以降、やっていきたい」と振り返った。

4点を追う8回2死。3番オルランド・カリステ内野手(32)が左翼席に2号ソロを運ぶ。中田翔内野手(35)が左前打で出塁すると「なんとか食らいついていきました」と細川成也外野手(25)が右翼席へ5号2ランをたたき込んだ。

だが、反撃もここまでだった。2回の上林誠知外野手(28)の移籍1号を含めた本拠地での1試合3本塁打は昨年8月4日以来だったが、頼みの投手陣が今季ワーストとなる10四死球と乱れた

4月当初は投手陣が好調で、6日から貯金生活に突入した。4年ぶりの6連勝で最大6にまで貯金を伸ばしたが、3週間で振り出しに戻った。指揮官は「5割になりましたが、しっかり出直せるようにやっていきたい」と守り勝つ野球を追求する姿勢を示した。

▽梅津(制球に苦しみ4回途中3失点で開幕から3連敗)「修正できませんでした」

▽上林(2回に森下から移籍後初アーチ)「フォークだと思います。いい感触でした」

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