首位ソフトバンクが日本ハムとの激闘を制し、連敗を2で止めた。3-3の延長12回、近藤健介外野手(30)が2死満塁で決勝の2点適時打。7月は月間打率5分3厘と苦しみ、チームも2勝5敗と失速気味だったが、北の大地で底力を発揮した。シーソーゲームを1点差で振り切り、日本ハムには7連勝。杉山が3勝目、藤井が今季初セーブを挙げた。
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最後はやっぱり頼れる男のバットが決めた。3-3の延長12回。2死満塁。カウント3-2からの6球目。近藤は見逃さなかった。斎藤の154キロの高め直球。見事にセンター前にはじき返し2点をたたき出した。一塁ベース上で右手を突き上げガッツポーズ。決勝の一打に久々に笑みがはじけた。
「緊迫した試合でしたし、7月になってだめだったんで、ここで打つしかないと打席に入った」。ヒーローインタビューに呼ばれた近藤が言った通り、苦しい7月入りだった。首位打者を走る男のバットから快音が消えた。6月は打率4割1分3厘、7本塁打、23打点で月間MVPに輝いた。それが7月は試合前まで19打数1安打。打率はなんと5分3厘。まさかの打撃急降下となった。5番打者の不振に歩調を合わせるかのようにチームも苦しい戦いとなった。10日のオリックス戦(京セラドーム大阪)は9回サヨナラ負けで連敗。重苦しい雰囲気で北の大地に入って来た。
前回の敵地エスコンフィールドでは相性良く3連勝。5回2死二塁から今宮の内野安打がタイムリーとなり先制。主導権を握って先行逃げ切りの勝ちパターンに持ち込みたかったが、もつれにもつれて延長12回までの激戦となった。それでも、近藤は不振脱出の手応えをつかんだ。4回に右前打を放つと、延長11回には中堅フェンス直撃の二塁打。そして最後の3安打目は試合を決めた。「まだまだだと思う。打っていれば勝てる試合は何試合もあった。それをこれから取り戻せるように頑張りたい。明日からまた1本打てるように頑張りたい。今日負けると勝ちでは、明日の疲労感が違う。自信にして明日につなげたい」。近藤はチームけん引の打撃を誓った。
小久保監督も興奮気味だった。「延長に入ったら、勝ちきれないと思ったら、勝ちきりましたね。(近藤の)当たりが戻ってくれば点が入りますね」。連敗を2で止めた。4時間37分のロングゲームを制し、再び勢いを取り戻す。【佐竹英治】



