ソフトバンクが今季最長タイの7連勝を飾り、優勝マジックを5とした。中5日で先発した石川柊太投手(32)が7回3安打無失点で6勝目。シーズン中盤は不振で再調整を告げられた右腕が、勝負の終盤戦で自身4連勝だ。17日から本拠地で2位日本ハムと直接対決2連戦。2連勝すれば、18日に4年ぶりのリーグ優勝が決定する。破竹の勢いで小久保ホークスが悲願を達成する。
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石川が大仕事をやってのけた。「中盤は休んでたので元気です」。自虐を交えて臨んだ中5日の登板間隔で7回無失点。宝刀パワーカーブで大砲セデーニョは2三振。相手中軸に仕事をさせなかった。「中5日だから短いイニングとは考えなかった。中継ぎを休めさせられるようなピッチングができればと」。堂々たる内容で今季6勝目を手にした。
6月の交流戦で不振により、2軍再調整を告げられた。シーズンを左右する中盤の時期に通っていたのはファーム施設。情けない思いを押し殺し、パフォーマンス向上に努めた。「今、自分にできること、チームのためにできることをする。前半戦どうこうとかあるんですけど、今チームのためになれているなら何でもOK」。8月の1軍復帰から防御率0・99で負けなしの4連勝。20年に最多勝&最高勝率を獲得した右腕が、優勝争いの終盤で底力を見せている。
チームは今季2度目で最長タイの7連勝を決めた。優勝マジックは5。この日は陸路で帰福し、17日からは2位の日本ハムと本拠地で直接対決2連戦だ。2連勝ならば引き分け数の違いでマジックは一気に5つ減る。自力で18日に優勝を決めることができる。小久保監督は石川について「中5日でね。今年一番ぐらいの球がきていたような気がしますね」とご満悦。確実に見えているリーグ優勝に向けては「とりあえずマジックが0になるまでは頑張ります」と引き締めた。
3連覇中の王者オリックスに敵地で4連戦4連勝。過去3年間、屈辱を味わってきた京セラドーム大阪で小久保ホークスが雪辱を果たした。いよいよ最後の敵は新庄ハム。ゴールテープはもう目の前。目下の相手をたたき、4年ぶりの悲願を達成する。【只松憲】
▽ソフトバンク杉山(9回に登板、2三振を奪うなどプロ初セーブ)「0点で抑えて帰ってくるとしか考えてなかった。(初セーブは)試合が終わって気がつきました」



