どすこ~い、日本一へ電車道だ! ソフトバンク山川穂高内野手(32)が13日、ポストシーズンへ順調な仕上がりを見せた。
みずほペイペイドームの全体練習に参加。実戦形式の打撃練習では中堅左へ1発を放った。16日から本拠地でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まる。CS通算打率3割超えの大砲にとっては日本ハムでもロッテでもどっちでも来いだ。豪快な1発で相手を押し出す。
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相撲の立ち会いのように、山川は鋭い視線を投手に向け、豪快に振り抜いた。実戦形式の打撃練習。対戦した津森から中堅左へ特大アーチを放った。順調な仕上がりにも「バッティングの調子は分からない。打つ、打たないはピッチャーとの兼ね合いもある」としつつ、「体の調子はいい。いい張り感を持った状態でできている」と納得顔だった。
「いい張り感」をキープしてきた。今季は全143試合「4番」で先発出場。4日にレギュラーシーズンを終え、8日からみやざきフェニックス・リーグに参戦。3試合に出場した。「体が軽いと空回りではないですが、振れ過ぎたり、動き過ぎたりすると良くない。その辺のバランスを入れながら、この何日かは過ごしたので。宮崎に行ったのはそういうのもありますね」。ベストな調整方法で準備を進めてきた。
「最終目標」と位置づける日本一への戦いが始まる。CSファイナルは16日に開幕。1勝1敗で並ぶ日本ハムかロッテを迎え撃つ。西武時代は過去4度のCSを経験も「日本シリーズに出たことないですから」と言う。CS通算打率は3割4厘、4本塁打、6打点を誇るも、勝利には恵まれなかった。自身5度目の正直でCS突破へ-。電車道で突っ切るつもりだ。
「優勝争いをしている時とCSは、集中力もぱっと入るところだと思う。試合が始まると(気持ちも)上がってくる。注目されればされるほど上がってくる」。移籍1年目の今シーズンは34本塁打、99打点で打撃2冠に輝いた。前評判通りのアーチストぶりを示し、4年ぶりリーグVの請負人となった。負ければ終わりのポストシーズンへ「勝つためにより集中して動いていきたい」。主軸の自覚をにじませ、短期決戦を制すために豪快な一撃を放つ。【佐藤究】
○…右足首を負傷した近藤がCS出場へ、ステップアップを踏んだ。実戦形式の打撃練習で4打席立ち、右翼ホームランテラス席へ1発を放った。「球の見え方がいいので。あとはしっかりアプローチできればなと」と手応えを口にした。12日から負傷後初めてベースランニングを再開し、この日は打者走者も行った。「あれぐらいは問題ないかなと。あと2日あるので、もう少し上げていけたら」と力を込めた。
○…CSの「第2先発」として期待される前田純がアピールに成功した。実戦形式の打撃練習に登板し、打者8人を相手に2安打、4奪三振をマーク。柳田、近藤の主力組から空振り三振も奪った。「ちょっとウキウキしながら投げた」と振り返り、「真っすぐで押し込めたので。試合でもやっていけたらなと思います」。今季は7月末に支配下登録され、9月29日の敵地日本ハム戦でプロ初勝利をマーク。期待の左腕が短期決戦でも存在感を示す。



