ファームで強くなったヤクルト武岡が人生初のサヨナラ弾を放ち、チームを4月9日以来の2カ月ぶりの連勝に導いた。延長10回1死、ソフトバンク松本裕の真ん中直球を右翼席に運んだ。「先週のファームでは考えられない声援で、すごくうれしい」とかみしめた。

両親は兵庫・淡路島で玉ネギを栽培する。文字通り「武岡ファーム」で育った甘い玉ネギを送ってもらい、自宅に常備。よくハッシュドビーフを作り、英気を養う。3日に1軍昇格したばかり。約2週間の2軍生活では「電話やラインで励ましの言葉をもらった」と家族の支えに感謝。エネルギッシュにバットを振り込んで1軍復帰し、結果を導いた。

チームは今季3度目のサヨナラ勝ち。8回まではモイネロに18三振を喫する展開をはね返した。15試合ぶりに3点以上で勝利した前夜は3年目沢井、2年目伊藤が1発。主力が離脱する苦しい中、少しずつ若手が根を張りつつある。

▼ヤクルトが9回までに18三振。1試合(9回)のチーム最多三振は22年4月10日ロッテ戦のオリックスなど過去4例ある19個だが、ヤクルトは05年8月16日広島戦の17個を更新するチーム新記録となった。1試合18三振以上はプロ野球8度目だが、喫したチームの勝敗は5勝3敗と意外に勝利が多い。

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