西武が栗山巧外野手(42)と中村剛也内野手(42)の両ベテラン打者と来季も選手契約を結ぶ方針であることが2日、分かった。通算2150安打の栗山は今季11試合、通算481本塁打の中村剛は同44試合と出場機会は減っている。ただ昨季91敗からの再建期にあるチームは若手野手がまだまだ成長途上で、球団は来季も2人の力が必要と判断。今オフの正式契約を経て、球界野手最年長コンビがプロ25年目の勝負へ挑むことになる。
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長く西武ファンから愛される生え抜きコンビのプロ25年目が見えた。球団はこの日までに2人と来季の選手契約を結ぶ方針を固めた。右打席から多くのアーチをかけてきた中村剛と、左打席から勝利を決める安打を重ねてきた栗山。ともに関西の高校から同期入団したライバルでもある2人のプロ生活は、四半世紀に及ぶことになる。
再建期の西武は若手の登用が増えている。栗山は11試合で打率は0割8分7厘。4月27日に通算3000塁打を達成したものの、5月半ばからは2軍生活が続いている。中村剛は44試合に出場し打率2割4分0厘、3本塁打、サヨナラ安打もあったものの10打点。7月7日に出場選手登録を抹消された。
しかし情熱は冷めていない。3日に42歳の誕生日を迎えた栗山は、今季は1軍でまだ四球がなく三振が増えた。悔しさを口にしながら24年間での引き出しを駆使。夏場になって、2軍戦で長打や四球も増えている。もがく後輩たちへのアドバイスも惜しみなく続けている。
中村剛は登録抹消後、左脇腹の違和感のため1カ月近く戦列を離れたが、復帰した8月21日のイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)では2打席予定のところを4打席に立った。「久しぶりのゲームだし感覚を戻したいし」と志願のフル出場だった。
集中力や存在感、実績はともに若手の及ばない域にいる。昨オフ、合同自主トレで栗山が「パ・リーグで優勝して日本シリーズに出て、日本シリーズで勝ちたい、日本一になりたいっていう思いは常に持っているので、今年はなんとか達成したい」と話し、中村剛は「はい、日本一になりたいです」と呼応した。
連敗を3で止めたが、攻撃力を中心にチームの課題はまだ多い。パ・リーグは特に各球団のリリーフ投手の平均球速が一気に高まった。終盤の代打起用が増えた2人は、そのさらに上を行こうと、炎天下でもあくなき追求を続けている。



