秋季リーグ初戦に臨んだ明大は、東大を6-0で下して先勝した。エース毛利海大投手(4年=福岡大大濠)は8回1安打12奪三振無失点の快投で、開幕投手の責任を果たした。同じく初戦の立大は4点ビハインドを逆転し、9-6で法大に先勝した。
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小細工はいらない。4点リードの8回2死満塁。味方の失策と2四死球で初めてのピンチを背負うも、明大の毛利は強気に攻めた。「カウントが悪くなるより、早いカウントで勝負を仕掛けていきたい」。2球で追いこむと、最後は132キロのチェンジアップで空振り三振。狙い通り3球勝負で締めた。8回1安打無失点に「ストライク先行でいけたことがゼロにつながった」と納得顔だった。
初戦にしっかりと合わせてきたことがうかがえる好内容に、視察したヤクルト小川GMは「左バッターのインサイドにもしっかりと投げ込める。ボールの質も良く、投球内容もまとまっていた」とうなった。来月に控えるドラフト会議でも注目される左腕に、あるNPB球団のスカウトは「左投手としてはアマチュア屈指。上位24人に間違いなく入ってくる」と評した。
春はリーグトップタイの6勝を挙げ、最優秀防御率賞(1・34)を獲得。ベストナインにも輝きチームをけん引したが、優勝決定戦で早大に敗れて涙をのんだ。「もうあんな思いはしたくない」と誓って挑む大学最後の秋。「全勝するつもりで」と5季ぶりの頂点を見据えた。【平山連】
▽東大・大久保裕監督(明大投手陣を攻略できず1安打完封負け)「毛利君対策をしてきましたが、なかなか点が取れる雰囲気がなかった。今日は完敗です」



