西武のドラフト2位岩城颯空投手(22)がプロ初セーブを挙げた。デビュー戦がまさかの守護神役。西口監督が可能性をほのめかしたことを伝え聞くと「おっと、そいつはやばい…」とおどけたが「泣かない! バチバチ抑えに行きます」と燃えていた。
野球部っぽいノリの若者だが「僕、陰キャっすよ」と苦笑いする。3月1日、宮崎空港。手荷物検査の前のベンチで仕事をしていると、いつの間にか岩城が真後ろに座っていた。「○○とはぐれちゃったんですよ」。あまりグイグイ行けるタイプではなく、キャンプ中も人間関係が限られ「1人になることもあったんですよ」という。
そこから開幕までの1カ月間。「だいぶ頑張りましたよ。先輩方ともたくさん話すようにしましたし、分からないことはすぐ聞いて」。そうしてじわじわキャラを確立させてきた。そんな22歳が3月31日に大仕事。大学の仲間はもちろん、きっと西武ファンにも4月1日から新天地に飛び込む人たちが多くいる。
「みんな初対面で。内気になりますよね。そこを乗り越えて自分で打ち破ることが大事なんすかね」
つまりチームスローガンの打破、だと-。「そこで打破、来ますか!」。そう大笑いした岩城が6時間後、勝利に叫び、仲間たちに囲まれた。【金子真仁】



