巨人田中将大投手(37)が初の「伝統の一戦」で6回3失点の粘投をみせ、日米通算202勝目を挙げた。

野茂英雄氏を抜いて歴代単独3位とする一夜に。「チームは初戦に勝っていたので、なんとか連勝したいなという気持ちでマウンドに上がりました」と笑顔をみせた。

兵庫県生まれ。甲子園は特に中学時代に通った場所だった。「自分の野球の勉強のためなどで、高校野球は見てましたね」と将来像を浮かべながら、スタンドに陣取った日々があった。

12戦8勝0敗だった駒大苫小牧時代をへて、プロとして、あの頃見つめたマウンドにいまも立つ。この日は1回に佐藤輝に2ランを浴びて1点差に迫られたが、以降は落ち着いた投球を続けた。

「丁寧に丁寧に」。多彩な変化球で的を絞らせず、5回には今季最速149キロも記録。甲子園での阪神戦白星は楽天時代の10年5月16日以来、5814日ぶりとなった。阿部慎之助監督(47)も「よく粘ってくれた。要所を締めてくれた」とたたえた。

チームは接戦をもぎ取って敵地で阪神に連勝した。打線では1回1死一、二塁からボビー・ダルベック内野手(30)が先制3号3ランを放った。過去の2本含めて3本全てを阪神戦で放っている“虎キラー”がチームに勢いをもたらした。 甲子園での伝統の一戦はこれで昨季から10試合連続で1点差ゲームとなった。

▼田中将が今季2勝目を挙げ、甲子園球場では楽天時代の11年4月15日オリックス戦以来の白星。甲子園球場で15年ぶり勝利は、10年木田(日本ハム)の16年に次ぎ、18年岩瀬(中日)の15年と並ぶ2位のブランク記録。木田と岩瀬はともに救援→救援での白星で、先発勝利のブランクでは51年藤村富(阪神)21年和田(ソフトバンク)の14年を上回る最長記録だ。

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