阪神佐藤輝明内野手(27)が敗戦の中で輝きを放った。
先発ルーカスが乱調で初回いきなり3失点したが、直後に4号2ランで逆襲ムードを作り上げた。1点及ばず敗れ、雨天中止をはさんでこのカードは巨人に2連敗。連敗は初めてでカード負け越しも初。貯金は5に減った。首位ヤクルトとは1・5ゲーム差。
初回2死一塁から田中将の初球の高め145キロを完璧にとらえた。高々と舞い上がった飛球は中堅右のフェンスを越えた。「先制されて、何とか取り返そうと打席に入ったので、いい結果につながってよかったです。力強いスイングができたと思います」。リーグ2位に並ぶ4号の2ラン。同トップを走る打点は16に伸びた。ルーカスはベンチで気合を入れ直したような表情を見せた。2回以降は引き締まった展開になった。主砲のバットがチームを勇気づけた。
田中将は同郷兵庫の10学年上のスーパースターだ。昨年は対戦がなかったが、24年までは9打数4安打4打点と相性がよかった。佐藤が新人だった21年6月12日には交流戦で訪れた仙台で本塁打も放っている。見せ場が少なかった試合で、さすがの役者ぶりだった。
阪神森下(巨人田中将とプロ初対戦。2打席目に左前打)「ヒットが出たので、次の対戦に生きるかなと思います」
阪神中野(5回1死満塁で1点差に詰め寄る左犠飛)「ヒットでつなげられたら勝ち越せた。ヒットで森下につなぐのが、一番良かった。あの打席は反省です」
阪神福島(代打で5回1死一塁、巨人戦では初安打となる二塁への内野安打)「とにかく必死でした。SGLで打席数を増やしてもらって、必死のヘッド(スライディング)でした。無我夢中で、生き残ることだけを考えていました」



