本拠地での初白星はならずとも、西武佐藤爽投手(23)の「らしさ」を存分に見せるマウンドになった。
同点の4回2死二塁、明かすことはなかったが、味方の“誰か”から二塁けん制のサインが出た。成功なるか-。しかしマウンド上の佐藤爽は。
「いや、特に。何もなく。キャンプでもやっていたので。投内連携は得意なところはあったので、プレッシャーも何もなく」
見事なターンで二塁カバーに入った源田壮亮内野手(33)に送球し、タッチアウト。ピンチを切り抜け「めっちゃうれしかったです。早く(あの回のマウンドを)降りたかったので」と笑って振り返った。
肩の可動域が広く、もともと一塁けん制のうまさに目を見張る球団関係者は多かった。今回は二塁けん制でも見事な仕事に。西口監督も「珍しい? そうですね」と驚くプレーに、成功へのコツはあったのか。佐藤爽は淡々と話す。
「やっぱ、感情出さないのが一番じゃないですか。顔に出しちゃうとランナーも分かっちゃうので」
根は負けず嫌い。直前には打球が左ひじを直撃したが、痛みに耐えながら一塁へ送球した。高い投球センスと責任感。1軍で4試合目の登板とは思えないマウンドさばきで、次回への期待を高めた。【金子真仁】



