オリックス西川龍馬外野手(31)が今季から試合前に手にする、不思議なアイテムがある。「可愛い後輩」と西川が称する中堅手・渡部遼人外野手(26)の愛用品「ナボソ」のセンサリースティックだ。手のひらでつかめるサイズで約1キロほどの重さの同アイテムは、ウォーミングアップやストレッチ中、ジョギング中などに全身のバランスや腕を振る感覚を確認するための優れもの。球界でも使用する選手が増えている人気アイテムだ。
ベンチの最前列で足下の棚に肌身離さず置いている渡部の“相棒”を、西川も試合前に愛用中だ。「これ持ったら、ヒット打てんねん、ヒット1本出んねん」。西川はそうつぶやきながら、スティックを手に体の状態を確認する。
優しく愛用品を貸し出す渡部は、今年4月17日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でプロ初本塁打をマーク。中堅手のレギュラーを勝ち取るなど着々とステップアップ中の26歳だ。西川はプロ1号のお祝いに、おしゃれなライトブルーのミニ財布を贈った。「ハルトはただただすごいです。守備でなかなかあそこまですぐに(打球の)落下地点に行ける選手はいない。(左翼手・西川の)隣で守ってもらって、こちらとしては、ありがたいですね」。ラッキーアイテムのパワーはまだまだ続く。【中島麗】



