ヤクルト、日本ハム、巨人、DeNAで活躍し、現在は株式会社アールスペースで会社員を務める藤井秀悟氏(49)が、日刊スポーツ主催のオンラインイベントに登壇し、約45分間にわたり、数々のエピソードトークを披露した。
ヤクルト時代の2001年5月22日の巨人戦(東京ドーム)で流した涙について、藤井氏は「あの時は、涙で前が見えてなかったです。マウンドに行く時には泣いてましたから」と回想した。
8-1と7点リードの9回2死三塁、打席に立った藤井氏は遊ゴロを放ち、一塁に全力疾走すると、巨人ベンチからやじを浴びせられ、直後の9回のマウンドで涙がこぼれた。
藤井氏は「1年目はリリーフだったので、ほとんど打席に立った経験がなかったんです。2年目に先発を任されて、この試合が6試合目か7試合目の先発だったので、(暗黙の)ルールとかもわからないですし、言われたのは『初球は振るな』くらいだったんです」と振り返った。
その中で、打席に立った藤井氏はいつも通りバットを振ると、高いバウンドの遊ゴロが飛んだ。「今まで指導者の方から一生懸命、一塁に走ることを教わってきてたので、普通に走ったんです」と全力疾走すると、巨人ベンチから大きな声が聞こえた。
頭を下げながらベンチに戻ると、チームメートから、バットを振らずに次の登板に専念すれば良かったことを聞いた。藤井氏は「そういうことを知らなかったので、悲しい気持ちになってしまって、自然と涙が出てきたんです」と振り返った。



