阪神24年ドラフト2位右腕の今朝丸裕喜投手(20)が1軍初登板で3回無失点の鮮烈デビューを決めた。

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兵庫・西宮市の報徳学園。阪神今朝丸裕喜投手(20)の恩師、大角健二監督(46)がこの日、クラス面談を終えてクラブハウスに入ると、磯野剛徳部長(39)が「今朝丸が…」とテレビを見ながら声を上ずらせていた。監督、部長、コーチ。今朝丸の高校3年間に関わったみんなでデビュー戦を見届けた。

「表情の引き締まり方や顔のほてり具合を見ても、気持ちが入っているのがわかりました。いい投球でした。夏に向けて、はずみをつけてくれました」と大角監督。兵庫大会に向かう力をくれた。

今春の県大会優勝後、今朝丸が祝福のラインを送ってきた。母校の節目に、必ずラインを送ってくる。ただ、はてな? と思うことが。「文面がちゃんとしている。高校時代の言動を思うと、今朝丸が書いたと思えない。AIに助けてもらったんか? と聞いたら、必死に否定していました」。たとえそうであったとしても、思いをしっかり伝えようとするひたむきさがうれしかった。

「小学2年の息子が、阪神入団後の今朝丸に野球教室で教えてもらったことがあって」。それ以来、愛息子は野球をいっそう好きになった。「今日、嫁さんと2人で甲子園で観戦していたんです。思い出の1日になりました」。大角家にとっても、忘れられない夜になった。【堀まどか】