広島が逆転勝ちで連敗を3で止めた。負けたら「マイナス0・5差」の珍現象で最下位に転落するピンチだったが、投打がかみ合って完勝した。
サンドロ・ファビアン外野手(28)が暗雲を振り払った。0-1の6回1死、名原の四球と菊池の右前打で一、三塁。初めて作ったチャンスで、左中間へ逆転の9号3ランを放った。
「走者をかえそうと思って打ちにいった結果、1発で仕留めることができた」。5回まで中日先発金丸の前に1安打。重苦しい雰囲気を吹き飛ばした。7月に入り、8戦で4本塁打。不振に苦しんできたが、夏本番を前に完全復活だ。「状態が良くなってきている。毎日一生懸命練習をしているからね。成果が表れている」と声を弾ませた。
投げては、先発床田が6回2安打1失点で今季4勝目を飾った。初回、村松に先制ソロを許しながら、2回以降は粘った。9回には代打秋山が中前にダメ押しの2点タイムリーを放ち、試合を決めた。新井監督は「トコ(床田)が最少失点で粘っていたので本塁打につながった。追い込まれても各打者が粘って球数を投げさせていた。それも6回の攻撃につながった。(9回も)さすがベテランの一振り」とたたえた。



